クエエ!(こんにちわ!Shingyangouです!)
クエ!クエクエ!(今回は僕の話を聞いてください)
チョコボ族はヒトを乗せるのが使命。僕はそんな一族の風習があまり好きではありませんでした。
何だってあんな奴らの足がわりにならないとダメなのか不思議で仕方ありませんでした。
だって、奴らにだって足はあるじゃないですか。自分の足があるのに、僕たちに乗って、走れ、って、訳がわかりません。何をそんなに急いでるんですか。
そんなおかげで僕はヒトを乗せる事を嫌がり、牧場のヒトは僕の扱いに困ってました。ざまあみろです。
お気づきでしょうか、過去形なんです。僕のこの話。
今でもそんな思いが、完全に消えたわけではありません。ですが、少し理解出来たのは確かです。あのヒトのおかげで、そう
やんさんです。
このヒトに出会った瞬間、本能で察しました。只者じゃないと。事実、その予感はあたってました。
このヒトの役に立つことができるのであれば、例え足の代わりだろうと、荷物運びだろうと、何でもこなしたい、それが誇りになる。ひと目でそう思わせる程のオーラでした。
やんさんもそんな僕を買ってくれ、誇らしい名前をつけてくれました。
Shingyangou、やんさんの名前の一部を授けてもらえる程の名誉です。チョコボ族は性を名乗れません。だからIslandの性こそ貰えないものの、僕にとってこれ以上ない名前となりました。
しかし、僕は思ってしまったのです。
僕はまるでやんさんの役にたててないと、足りないと。
心優しいやんさんはそんな事思ってもいないでしょうが、僕の方が納得しないのです。
では僕はやんさんの足になる他、何が出来るのでしょう。
考えました。
答えはシンプルでした。
僕も一緒に闘う事です。
チョコボ族の嘴はそれなりに鋭いため、並のモンスター相手ならへいちゃらです。
やんさんの戦闘スタイルは後衛のため、僕でも役に立つ事が出来そうです!
これからは乗り物だけではなく、やんさんの盾であり、矛にもなれるチョコボとして頑張ろうと思います。
それが僕の誇りだからです。
あ!笛の音が聞こえました!やんさんが僕を呼んでいます!それでは皆さん、失礼します クエ。
1. 無題