俺や。
ん?
何やこれは?坪井のやろーじゃねーか
どうやらあいつが詐欺師に言いくるめられて、冤罪で指名手配されてた時の写真が紛れ込んでたようや。
あの時、詐欺師の主張と矛盾する証拠に気付いてたのは俺だけやった。
放っといてもよかったんやが、あまりにも奴が哀れでな。ついつい公正な裁きを下してやったわ。懐かしいもんやで。
だが当時の俺ですら、こいつがここまで大化けする存在とは思ってなかった、そう考えたら俺の眼力もまだまだやな。
おっと話が逸れちまったな。ちなみにこっちがほんとの俺や。シャイニングヤン号もおるで。
遂に俺はレベル25を迎えてな。カンパニーを作ることができたんや。まあ他で言うところのギルドやチームといったやつや。
その名も<UnionsSunYan>通称<USY>
太陽のオレ達という意味や。
メンバーの都合でまだIsland族全員は入ってないが、枠はとってある。あとは勧誘するだけや。
結成記念の写真や。
坪井は心なしか、いつもより堂々とした立ち振る舞いや。
ぽよりは感極まって、人目も気にせず泣いてやがる。
リョーサンは仕方なく拍手してるような感じに見えるが、これは照れ隠しや。
俺は一仕事終えて、肩が凝っちまったとこや。
結成には最低、俺以外に三人の署名が必要やったから、ぴったりってとこやな。
とりあえず勧誘権限は皆に持たしといた。まだ入れてない奴は、誰かがいたら頼んで入れてもらっときな。
そうそう、カンパニーの特権の一つとして、カンパニー員共有の倉庫が貰えてな。
皆のクラフトで使うやつがあればいれとけばええんちゃうかって話になってたんやが、俺が自分の倉庫がわりに使ってたら、リョーマの野郎に怒られちまったぜ。自分の倉庫あるでしょってな。
呼び鈴使わんといかんのが手間やったんやが、しゃあないな。